業務内容ご紹介
株式会社エムアイエフでは、長野県北安曇郡に拠点を置き中部エリアにて
水力発電所の点検及びメンテナンスなどを行っております。
こちらでは、当社で行っている作業を具体的にどんな業務なのか
それぞれの特徴はなにか、などをピックアップしてお伝えいたします。こちらに掲載していない、
その他の業務もございますので、気になった方は是非お気軽にお問い合わせください。
点検やメンテナンスの必要性とは
1. 安全性の確保
水力発電所は、大規模な設備や構造物を含む施設であり、定期的な点検とメンテナンスがなければ、安全性が損なわれる可能性があります。特に、ダムや水路などの構造物は、長期にわたり使用されるため、ひび割れや損傷が発生することがあります。これらの問題が未然に発見・修理されないと、重大な事故やトラブルに繋がる可能性があります。
2. 効率的な運用
発電設備が劣化すると、エネルギーの変換効率が低下し、発電能力が損なわれます。タービンや発電機などの主要な機器は、定期的なメンテナンスにより、常に最適な状態で稼働させることが重要です。これにより、効率的かつ安定した電力供給が可能になります。
3. 持続可能な運用
水力発電は、再生可能エネルギーの代表的な形態であり、環境に優しい発電方法です。しかし、設備が適切に維持管理されていなければ、長期的な運用が難しくなります。適切な点検とメンテナンスを行うことで、設備の寿命を延ばし、持続可能な発電を維持することができます。
4. コストの削減
予防的なメンテナンスは、突発的な故障や修理のコストを抑えることができます。大規模な故障を未然に防ぎ、稼働停止時間を最小限にすることで、効率的な運用が継続でき、長期的なコスト削減に繋がります。
以上のように、水力発電所の点検およびメンテナンスは、発電所の安定運用と環境への配慮を両立するために欠かせない活動です。
当社の取り組み
低温精密溶接について
〇 低温精密溶接とは
従来技術である低温溶接(低入熱溶接)と精密溶接ならびにブレイジングという3つの技術の利点を融合した溶接法。ポイントは母材を溶かさず溶接すること
〇 特徴
肉盛溶接の現地施工に特化。特徴を簡潔に紹介すると以下の3つ。
① 超低温溶接・・・徹底した入熱削減、溶接前後の熱処理不要(溶接温度は人肌以下、レーザ溶接と同等)
② 高速補修・・・通常のTig溶接と同等の速度 (1MW程度の水車ランナで約5日間)
③ 狭所での施工性 ・・・機能を厳選特化した小型特殊機材 (ケーシング内やドラフト内での施工が得意)
低温精密溶接がもたらすメリット
最大のメリットは
多種多様な水車の様々な摩耗に対し、種々の要因に左右されず
・ユーザーサイドで
・最適な修理工程や修理品質を選択できる
・という自由度の拡大